平成21年11月10日(火)、午前中に実施されたクロソイ稚魚放流事業の終了後、午後は羽田沖稚魚放流事業・委託者の東京港埠頭(株)の担当者数名と当組合スタッフで「クロソイ放流事業・生態調査」を実施しました。
当日は平和島の「まる八」桟橋から調査スタッフを乗せた当組合の釣船が正午前に出船。20分ほどで羽田空港拡張部近くの多摩川河口部に到着。早速クロソイを狙って竿を下ろしました。
エサはモエビを使用。メバルやカサゴなど根魚がポツポツと釣り上がる中、タモにすくい上げられたのは38cmの見事なクロソイでした。よく見ると、背中の両側に小さな丸い窪みがあり、既に取れてなくなっていましたが、間違いなく標識タグがあった痕だと判りました。
その後も30cmを越えるクロソイが計3匹上がり、羽田沖に放流したクロソイ達が見事に大きく成長していることが確認されました。
この日は、ほかにもメジナやカマスが釣れ、海生生物には厳しい環境と思える羽田沖にも、まだまだ多種多様な魚達が生息していることを確認し、午後3時前に生態調査を終了した。
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