南六郷の船宿「ミナミ」から出船している夜メバルの乗合船で、タグ付きのクロソイが3匹上がりました。クロソイは当組合が毎年放流を続けているものでその内約10%にタグを付け、釣りで採捕した方にはタグと引き換えにクオカードを差し上げています。
今回上がったクロソイで最大は32センチ。7月24日に羽田沖造成浅場の南側多摩川寄り水深約6メートルで、大田区の高野利興さんが釣ったもの。付いていた黄色のタグは2003年11月に放流したものでした。また、前日の23日には27センチ(黄色タグ2003年11月放流)、7月31日には17センチ(白色タグ2004年10月放流―タグを取ってリリース)と計3匹上がっています。
「ミナミ」の夜メバル釣りは週末の土日に出船、出船時間は午後5時50分。羽田沖の水深5〜6メートルの根周りを胴突きのメバル仕掛けで狙っています。オモリ10号、エサはアオイソメですが、桟橋でハゼを釣ってこれをエサに使っている人もいます。
釣れ出すのは暗くなり始めてからで、メバルやカサゴに交じってクロソイが釣れてきます。メバルより底近くに多いようで、ほとんど一番下のハリに付いてきます。クロソイが出ない日もありますが、多い日は船中で15匹前後、1人で4、5匹釣る人もいます。型はマチマチですが、いずれも組合で放流したクロソイ達が育ったものでしょう。
釣り人の方々は、クロソイの力強い手応えを感じられたと思いますが、同時に組合では、羽田沖造成浅場周辺にクロソイ達がしっかりと根付いたことが証明され、放流事業の成果として力強い手応えを感じています。
皆さんもクオカードがもらえるタグ付きのクロソイをぜひ狙ってみてください。 |