東京湾における月別・魚種別船釣り客数


昭和58年

 昭和58年度は羽田沖合移転埋立て問題を始めとしてゴミ埋立て、大雨時の下水放水による水質汚染、底引網船の乱獲、プレジャーボートによる密漁等の問題を抱えて厳しい年であった。

 釣物については、内湾底層水の良化に伴うカレイが好調だったので、前半は活況を呈したが、他の魚種の湧きが全般に悪かったので釣客総数の伸びは少なかった。とくに、ハゼについては、湧きが良く豊漁を期待したが、昭和57年同様、雷雨と台風による大雨で各下水処理の未処理の汚水が大量に流出し、東京海区のハゼは全滅に近い打撃を受けたが、幸い木更津沖は大雨の影響が無く豊漁だったので救われた。

 こんなことから、ハゼ死滅の元凶は下水処理問題にあると考えられるため、下水処理場の処理能力を増大し、雨水は河川に流し、汚水のみを処理する方法をとるなど、根本的対策をとる以外解決の道は無いと思われる。



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