東京湾における月別・魚種別船釣り客数


昭和63年

 昭和63年度の釣物動向については、53年以降コンスタントに釣れ続いていたマコガレイの湧きにかげりが見えて、例年の1/3程度の釣果だったので、前半の客足は伸び悩んだ。

 ハゼについては湧きが良く、5〜6月にかけて稚魚の姿が広範囲で見られたため、豊漁が確実視された。だが、7〜8月に降った記録的な大雨による出水で大半が死滅したらしく、秋の本格的シーズンに入ってからは不振。ところが、代わって行徳沖から船橋沖にかけての浅場でイシガレイが20年ぶりに荒食いをみせ、ビギナーでも簡単に釣れたため人気となり、これがハゼの代役を立派に果たしてくれた。

 しかし、63年度は5月にボラからダイオキシン検出の報道があったり、7月には浦賀沖で大型レジャー船第1富士丸と潜水艦なだしお衝突事故があったりして、東京湾は危険な海とのイメージが一般に高まり、釣客総数が総体的にダウン、反面、ウォーターフロントブームに乗って、屋形船の利用客が大幅に増加した。



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